薪（ストーブ・暖炉での利用）

薪（まき・たきぎ）は、木や枝、木材の廃材を棒状に加工した固形燃料で、木質バイオマス（木材由来の再生可能資源）の一種です。

▲やしろの森公園（兵庫県加東市）に積まれた薪

日本では1950年代まで、都市部でも家庭用や産業用の主要エネルギー源であり、炊事や風呂焚きはほとんど薪によって行われ、多くの家に薪割り用の鉈（なた）がありました。

高度成長期に石油や電気にとって代わられ、1970年代には都市部で日常の燃料に使う家庭はほぼ消滅しました。

現在、家庭燃料としては石油（灯油・重油）などが使われますが、今も地方の一部では薪が使われています。

田舎暮らしブームに伴い、薪ストーブや囲炉裏などの薪を使う製品が、趣味の生活用品として憧れの対象になっている面もあります。

欧州では、薪由来のばい煙が粒子状物質などの数値を押し上げ、大気汚染の一因として指摘され、2022年1月1日からEUの環境規制ENの数値内に収めなければ販売不可になります。

また、北米では2020年5月に米国環境保護庁（EPA）により薪ストーブの排気煙量が１時間あたり２g以下に制限されました。


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参考文献；
やしろの森公園（兵庫県加東市）
https://bit.ly/36w2b6z

Wikipedia；
薪（まき・たきぎ）
https://bit.ly/32yrhkc
再生可能資源
https://bit.ly/2Ik2SrV
バイオマス（biomass）
https://bit.ly/3pmE2rW
やしろの森公園
https://bit.ly/3ks4s7Q
鉈（なた）
https://bit.ly/35pvNDi