シールテープの役割

シールテープの役割
シールテープ(seal tape)は、テープ状のテフロン(ポリテトラフルオロエチレン)製のシール材です。

水道管や空気管、また油圧の配管など、液体や気体を導く配管の接続部分等に生じたすき間を埋めるために使用されます。


配管の接続部分には互いにねじが切られており、それらをかみ合わせることで接続を果たしていますが、接続箇所のねじ切りを完全に整合させることは難しく、ここにわずかなすき間が生まれます。


このすき間は液体や気体にとっては容易に通過できるものであるため、これを埋めておかないと漏水・漏気・漏油の原因となります。

シールテープはとくに管用テーパねじのすき間を直接充填することによって、ねじの水密・気密を保つものです。

薄いテープ状に加工し、リールに巻かれた状態で販売されており、テープ幅や巻き長により種類があります。
シールテープ

径の太い配管には幅の広いテープが適しています。

ホームセンターなどで水道配管補修材として入手できるほか、配管継ぎ手など、水道配管部品には少量ながら付属している場合もあります。

シールテープ
▲この写真のように雄ねじ先端部よりテープがはみ出したままで施工すると、管内にシールテープの切れ端が侵入し、配管のつまりや機器の故障の原因になります。

雄ねじの先端、一山から二山程度あけた部分から巻き始め、ねじ山に沿うように巻くことがコツで、適量を巻き付けた後は、接続する配管の雌ねじにかみ合わせます。

水道や油圧の用途では漏れに対する信頼性をより向上させるため、液状シール材を併用するのが主流です。

またシールテープは管用平行ねじにも使用可能ですが、平行ねじではOリングやメタルガスケットなど、別方式のシールの方が多用されます。

以前はLPガス配管でも使われていましたが、近年は液状シール材に置きかえられつつあります。


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参考文献(wikipedia);
シールテープ(seal tape)
https://bit.ly/2HIiK6z
Oリング(O-ring)
https://bit.ly/34vOHId
ガスケット(gasket)
https://bit.ly/2J5pNXH