霜(しも)の発生条件と形状

霜(しも)の発生条件と形状
霜(しも、フロスト[frost])は、0度以下に冷えた物体の表面に、空気中の水蒸気が昇華(固体化)し、氷の結晶として堆積したものです。

地中の水分が凍ってできる霜柱(しもばしら)とは異なります。

地面に張った霜
▲地面に張った霜

フェンスに付いた霜
▲フェンスに付いた霜

空気と接触している物体の表面の温度が霜点(温度が0度以下のときの露点[結露ができる温度])よりも低くなると、空気中の水蒸気が昇華し、物体の表面に微細な結晶構造を持つ氷が成長します。

着氷現象の一種で、この結晶、またはこの現象自体を霜と言います。

日本語では、「霜が降りる」「霜が降る」と表現することがあります。

「霜」は冬の季語です。

地域的には、寒帯、冷帯のほか、温帯や乾燥帯、あるいは標高が高い場所などの冬の寒さが厳しい地域でみられます。

緯度や標高が同程度ならば、内陸部の方が放射冷却現象で、気温が低くなりやすいので多く見られる。

冬の寒い時期に、風も弱く穏やかに晴れて放射冷却が発生し、気温がおよそ5度程度まで下がった朝、地面付近の温度は
気温よりも数度低い0度以下となり、霜が降りることがあります。

気温がさらに低い場合は昼間でも発生し、一日中霜が融けないことがあります。

風が強いとき、雨や雪が降っているときは地表の冷却が進まなかったり霜の成長が阻害されたりするため、気温が低くても霜が降りないことがあります。

周囲より少し窪んだ地形の場所や、谷底などでは、冷気が溜まりやすいため霜が降りやすく、霜道や霜穴などと呼ばれています。

霜は、植物の葉や茎、地面、建物や車の窓などに付着したものが良く目立ちますが、空気と接触しているあらゆる物体にでき、
積雪の表面にできることもあります。

霜の結晶の形は、雪の結晶と同じように様々なものがあり、主に針状、うろこ状、羽根状、扇子状等の類型が知られています。

表面がつるつるとしたガラスの表面では、さまざまな形状の結晶を観察することができます。

窓に付着した霜は窓霜と呼ばれ、窓を不透明にしてしまい、車であれば外が見えなくなるので、取り除く必要があります。

十字状の霜
▲十字状の霜

雪の結晶のような霜
▲雪の結晶のような霜

枝状の霜
▲枝状の霜

シダの葉状の霜
▲シダの葉状の霜


「フロストガラス」は、半透明のガラスのことを言います。

表面を加工して作られるフロストガラスのお値段は、透明ガラスの約1.5倍ほどになります。

強化ガラス価格表;
フロスト
フロスト強化ガラス価格表

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透明
透明強化ガラス価格表

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参考文献(wikipedia);
霜(しも)
https://bit.ly/3jilSU7
露点温度(ろてんおんど)
https://bit.ly/3m8OUqV
結露(けつろ)
https://bit.ly/3m5iGgg