並木道(なみきみち)の長所と短所

並木道(なみきみち)の長所と短所
高い木が両端に並んで植えられた道路や小道を並木道(なみきみち)と言います。

並木は、道以外の河川などに沿って、あるいは単に列に並んでいる木のことでもあります。

街路に沿って植えられた木は街路樹(市街並木)、地方のものを並木(地方並木)として区別する場合もありますが、日本では一般に、街路に並んでいる木(街路樹)を並木とも言います。

植えられた植栽の樹種により、松並木、杉並木、桜並木、ポプラ並木のほか、リンゴ並木、イチョウ並木、ソテツ並木など、様々な並木道があります。

街路のほか、公園、墓地、学校(大学のキャンパスなど)、寺院・神社(参道)、城郭、屋敷の中などの並木道もあります。

7月9日大通り(ブエノスアイレス)
▲7月9日大通り(ブエノスアイレス)

表参道(東京)
▲表参道(東京)

シャンゼリゼ通り(パリ)
▲シャンゼリゼ通り(パリ)

ザ・マル (ロンドン)
▲ザ・マル (ロンドン)

日光杉並木の空中写真(1976年撮影)
▲日光杉並木の空中写真(1976年撮影)
 左上の今市市街地から右(東)方向へ伸びるのが日光街道
 右下(南東)方向へ伸びるのが日光例幣使街道。

並木道には次のような長所や短所がいくつかあります。

〇長所〇
・木々により日差しが軽減される。
・風除けになる。
・霧や朝夕の薄暮の時間にも道筋が分りやすく、
 また道を外れることがない。
・植物の根が伸び広がることで、当初舗装されていなかった道も、
 しっかりとしたものになっていく。
・車や交通の煩わしさを遮り、冬の備えともなる。
・景観とその美観を好ましいものにする。
・環境の生態系を維持し、またその再生を促す。
・木々に棲家をもち、虫を食べたりするような鳥類、
 猛禽類も含めて、害虫の駆除に役立つ。

×短所×
・突風や台風、異常気象で木々の枝や葉が落ちたり、倒木による被害。
・並木により視界が遮られ、車の交通量の多いところでは、
 ライトの無点燈、不注意な飛び出しなどによる交通事故の数が
 増えることもある。

ナポレオンは、並木道の長所を高く評価し、その軍を機動的に配備するために、全ヨーロッパに並木道を設けるようにと命じたと伝えられます。


和紙合わせガラスでも「NAMIKI」」は好評です。
和紙合わせガラス「NAMIKI」

「詳細ページはこちら」



和紙合わせガラス一覧
https://bit.ly/3kgAi7W


参考文献(Wikipedia)
並木道
https://bit.ly/3hyS04G
街路樹
https://bit.ly/2RpMKWA
7月9日大通り(ブエノスアイレス)
https://bit.ly/2ZHsYum
表参道(原宿)
https://bit.ly/35DhlIH
シャンゼリゼ通り(パリ)
https://bit.ly/2FxYCTL
ザ・マル (ロンドン)
https://bit.ly/2ZAkC7C