「ブラインド」の歴史

「ブラインド」の歴史
「ブラインド」(blind)は、通常、窓の内側に付けられる覆いで外側にいる人の視線から屋内を隠し、太陽光や風を遮るために取りつける簡単な仕掛です。

オフィスでもっとも広く使われているものに「ベネシャンブラインド(Venetian blind)」があります。

「ベネシャンブラインド(Venetian blind)」
▲ベネシャンブラインド

「ベネシャンブラインド(Venetian blind)」
▲ベネシャンブラインド(近影)

人工のブラインドが最初に使われたとして記録に残っているのは、今からおよそ5000年前、エジプトのファラオ王朝時代にさかのぼります。

当時は、繊維でより合わせた葦(あし)を、戸口や窓辺にぶら下げていました。

紅海の西海岸を席巻していたペルシャの奴隷商人が、この葦のカーテンを、自国に紹介、その後、形態が様々に変化しながら世界中に伝わっていったと言われています。

その後、住環境や人々の意識の変化によって、ブラインドに対するニーズも多様化。

それに伴い、改良が盛んに行われ、様々なタイプのブラインドやシェードが発売されるようになりました。

現在、最も一般的に使用されているヨコ型ブラインドの原型が生まれたのはイタリアのベニスといわれています。

水の都・ベニスでは、上から降り注ぐ太陽光のほかに、水に反射して跳ね返ってくる下からの光も遮る必要があり、上方、下方のどちらの光も遮ることのできる、このブラインドの形が大変効果的でした。

ヨコ型のブラインドをベネシャンブラインド(ベネチアンブラインド)と呼ぶのは、ここから来ています。

当時は木製の素材のものを利用していました。

現在のアルミ製ベネシャンブラインドは1946年、アメリカのハンター・ダグラス社が開発・発売したものが最初で、ブラインド業界のパイオニア的存在でもあります。

現在はオランダに本拠を移しています。

いろいろなブラインド
▲いろいろなブラインド


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参考文献(wikipedia);
ハンター・ダグラス・グループ
(Hunter Douglas Group)
https://bit.ly/2zsgrjY
ハンター・ダグラス・ジャパン株式会社
https://bit.ly/3eUZWNL

Wikipedia;
ブラインド(blind)
https://bit.ly/3cPhYyV
葦(ヨシまたはアシ)
https://bit.ly/2KzXcY8
ハンター・ダグラス(Hunter Douglas)
https://bit.ly/2zuojS1